うつ日記 ~うつを克服するための日記~

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LINEの着せかえを作成してみよう!

なんやかんやで、結構LINEを使う機会が増えてきました。
スタンプなんかも色々売られていて、お気に入りのものなんか手に入れたらなら、ポチポチとスタンプを送ってみたり。
それで、スタンプは公開されている種類も多くて、良いのが手に入ったんだけど、そうなると背景なんかもカスタマイズしたくなるものです。
LINEには着せかえという仕組みがあり、背景やアイコンなんかも変えることができます。
着せかえは、スタンプと同じように購入する必要があります。
自分の手持ちの画像を自分だけの背景にすることはできるのですが、アイコンなんかをトータルに変えるには、着せかえのひとセットを作って、LINEの着せかえとして販売しないといけないようです。
つまりは、自分で着せかえを作って、LINEで販売して、それを購入してやっと使えるようになるようです。
めんどくさい上に、自分で作ったものをお金を出して買わないといけないという理不尽な感じです。
まぁ、でもまぁ、なんとなく気が向いたので作ってみました。
以下のようなものができました。

store.line.me

f:id:tokin_kame:20201121161401p:plain

メニュー画面

 

f:id:tokin_kame:20201121161406p:plain

メッセージ画面



必要な手続きは、以下の6つ。

1.Lineクリエイターズ マーケット(https://creator.line.me/ja/)にアカウントを作る
2.概要情報を登録
3.実体の画像を登録
4.背景の選択、プレビューの確認、修正
5.審査リクエス
6.審査結果に応じて修正、再リクエス

これと並行して着せかえの画像を作ります。
スタンプは作ったことがありませんが、おおむね手続きは同じなのではないかと思います。

1.Lineクリエイターズ マーケット(https://creator.line.me/ja/)にアカウントを作る

アカウントを作ること自身はそんなに難しくないと思いますが、利用規約を読むのがめんどくさい。
著作権やお金が絡むことなので、一通り目を通しておきたいところ。

2.概要情報を登録
「タイトル」「着せかえの説明文」「クリエーター名」「コピーライト」「販売エリア」を登録します。
英語が基本で、追加で日本語も選べるという感じです。
タイトルや説明文は、たぶん検索でヒットするかしないかに関わってくると思いますので、慎重に決めたいところです。
詳しいことはわかりませんが、ここで入力する情報以外で検索キーワードが決まりそうな入力はありませんでした。

あと、「ライセンス証明」という欄がありますが、オリジナルの画像を使う分には必須ではないようです。

3.実体の画像を登録
ここが一番大変なところですが、実体となる画像を作成して登録します。
基本的には、以下のガイドラインに沿って、画像を用意していくということになります。

https://creator.line.me/ja/guideline/theme/detail/


主なところとして、以下のものを用意することになります。

 ・LINEが起動するときに表示される画像(1種)
 ・メッセージをやり取りする画面の背景画像(1種)
 ・メニュー画面のアイコン画像(16種)
 ・パスコード入力画面のアイコン画像(2種~8種)
 ・プロフィールのアイコン画像(2種)
 ・その他背景画像など

それで、これら全てについて、iOS用とAndroid用の2セットが必要となります。
ということで、私が用意した画像は全部で61ファイルでした。

画像の形式はpngという一般的に使われているものですが、アイコン画像などでは背景を透過にする必要があります。
ペイントでは、背景を透過にする方法がわからなかったので、ちょっと戸惑いました。
私は以下のアプリケーションが使いやすかったです。

https://www.officedaytime.com/toumei/


透過にしたい部分を単一色(+誤差)で作っておけば、このアプリケーションで透過色に塗りつぶすことができます。

作成した画像は1つのフォルダにまとめておいて、Windowsの場合は、右クリックメニューの「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダー」と選択することで、1つのファイルにまとめることができます。
まとめたzipファイルをLineクリエイターズ マーケットにアップロードすると、ファイル名に応じて、どのファイルがどこに当てはまるかを判定されます。
ファイルが足りなかったり、画像の解像度が違ったりすると、エラーがでて、先へ進めません。
したがって、一通りのファイルをそろえるまでは、プレビューを確認することもできません。
個人的には、iOSAndroidのどちらかだけでもプレビューを見れると良いのにと思いますが。

4.背景の選択、プレビューの確認、修正
メニュー画面の背景はアップロードした画像ではなく、予め設定されている背景色になります。
背景色とフォントは何パターンか用意されていて、その中から選択することになります。
文字の色と背景画像との相性などもここでチェックする必要があります。

私がプレビューで確認した時には、メッセージの背景画像が、Androidの方だけ、下の方が切れていて絵が少し隠れてしまっていました。
プレビューだからなのかなとも思ったのですが、一応、画像の下の余白を増やしておいたら、実際出来上がったものも下の方が切れていました。
注意が必要かもしれません。

5.審査リクエス
一通りでき上ったら、審査のリクエストを出します。
審査は、以下の基準でされるらしいです。

https://creator.line.me/ja/review_guideline/


ファイルをアップロードした時に行われる形式のチェックよりは、内容に踏み込んだ審査が行われるようです。
といっても、絵の上手い下手を審査するのではないようですが。
人手の審査のようで、時間がかかるのかと思っていましたが、土日にも関わらず、最初の審査は4時間ほどで返ってきました。
私の場合は、以下のような理由で拒絶を受けました。

 ・メイン画面とスプラッシュ画面が異なるのがダメ
 ・透過を使ってはいけない画像で透過を使っているからダメ
 ・メニュー画面のアイコンが重複しているのがダメ(←選択状態の時のアイコンを全部同じにしていたため)

6.審査結果に応じて修正、再リクエス
指摘を受けた点について、修正を行います。
メニュー画面のアイコンは、もともと用意していたonとoffの画像を組み合わせて作成しなおしました。

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offアイコン

f:id:tokin_kame:20201121161958p:plain

onアイコン

f:id:tokin_kame:20201121161927p:plain

合成





1回目と同じように、修正した一通りの画像をアップロードして、再度審査のリクエストを行いました。
審査に通った後は、販売開始ができるようになります。

というような感じで、とりあえず、販売開始まではいけました。
まぁ、もともと自分で使うために作ったものですが、全然売れないものですね。
ちょっとは期待していたのですが、全然でした。