うつ日記をつけてみて
毎日体調をつけるようになって、客観的に自分と薬との相性がわかるようになった気がする。
うつ日記の効果について、具体的に書いてみたいと思う。
今回は、公開しているうつ日記のアプリに入れているサンプルデータ(実際の自分のデータ)を見ながら振り返ってみたいと思う。
サンプルデータは、2014年の7月末頃から、2014年の11月末頃までの約4ヶ月分で、試行錯誤して合う薬を探している経過から、合う薬が見つかるまでの期間になる。
まず、7月末~8月中旬頃。
※上段の表のセルの中は、開始日から終了日の間でその症状があった日数と、期間に対するその症状があった日数の割合
※下段の表はその期間の処方量
このころは、活動具合(活発に活動できた日の割合)が60%を超えていて、うつの症状は、薬の効果で抑えられている。
だけど、日中の眠気が50%を超えていて、2日に1度は強い眠気に悩まされていた。
このことから、アモキサンとジプレキサは効果はあるものの、副作用が強いため、別の薬を試すことになった。
次に、8月下旬頃から9月上旬頃。
試したのはデプロメールという薬。
50mgから100mg、150mgへ量を増やしていくと、体調は一気に悪くなった。
活動具合は下がり、気力も低下、眠気も多い。
そこで、デプロメールはあきらめ、今度は、トフラニールという薬を試すことにした。
9月中旬から、デプロメールを減らしつつ、トフラニールを増やしていった。
9月中は徐々に活動具合は上がっているものの、眠気も続いている。
ただ、副作用は体が慣れてくれば弱まることもあるということで、時間をかけて慣らしてみることになった。
9月末から10月中旬頃。
活動具合は高いところで安定しながら、日中の眠気は徐々に少なくなってきた。
気力が弱い日があったりして、体調が完全に安定しているわけではいないが、眠気が少ないのは良い傾向だ。
10月中旬頃から11月上旬頃。
活動具合は高いところで安定、日中の眠気は、眠気というほどもなくなり、倦怠感として感じるようになった。
ただ、朝早く目が覚める日が目立つようになった。
もう一息を補うために、補助的に、うつ症状への効果が確認できていたアモキサンを足すことになった。
11月上旬から11月下旬頃。
実は、11月5日から18日の間で風邪をひいてしまって、調子を崩してしまった。
それで、気力が低下したものの、活動具合はほとんど落ちることもなく、風邪が治れば調子も安定した。
その後、体調は安定し、処方も固定になって、復職に向けて本格的な活動を行うことになった。
体調を記録しているおかげで、医者に体調を正確に伝えられるし、体調の変化を長い目で見られる。
結果、薬と自分との相性を見極めやすくなったと思う。
手書きでも効果はあると思いますので、お困りの方は始めてみてはいかがでしょうか。
以下のアプリは、手軽につけられるように作成したものです。
うつ日記 ~うつを克服するための日記~
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